「床下の湿度が高いけれど、何%くらいからカビに注意した方がいい?」
床下の湿気を考えるとき、気になるのがカビです。
ひとつの目安として、床下の相対湿度が80%以上になる状態が長く続く場合は、カビが発生しやすい環境になっていないか注意したいところです。
ただし、湿度が一度80%を超えたからといって、すぐにカビが発生するわけではありません。
重要なのは、湿度だけでなく、温度やその状態が続く時間です。
今回は、床下の湿度とカビの関係をわかりやすく整理します。
カビは湿度何%から生えやすくなる?
カビの発生には、
・湿度
・温度
・栄養分
・時間
など、いくつかの条件が関係しています。
そのため「湿度○%になった瞬間にカビが生える」という明確な境界線があるわけではありません。
住宅の建材を対象とした研究では、20~30℃・相対湿度90%以上の条件でカビが発生しやすくなることが確認されています。
床下についても、相対湿度80%以上の状態が長く続く環境では、カビ汚染のリスクが高まることが指摘されています。
つまり、
「80%を超える高湿度が続いていないか」
が、床下環境を見るときのひとつのポイントになります。
なぜ床下はカビが発生しやすい?
床下は、もともと湿気がたまりやすい場所です。
特に梅雨から夏にかけては、湿った外気が床下に入り込みやすくなります。
さらに床下は日射がなく、室内や外気より温度が低いことがあります。
空気は温度が下がると相対湿度が上がるため、夏の床下では湿度80%を超えるような高湿度環境になることもあります。
また、
・床下の空気が動きにくい
・地面から湿気が上がっている
・配管から漏水している
・雨水が侵入している
といった条件が重なると、さらに湿気が抜けにくくなります。
「湿度が高い=すぐカビ」ではない
ここは大切なところです。
梅雨時などに一時的に床下湿度が80%を超えても、それだけで「カビが発生する」と判断することはできません。
注意したいのは、
高い湿度が何日も、何週間も続いている状態です。
床下の湿度を確認するときは、一度だけ測るのではなく、できれば一定期間測定して変化を見ることをおすすめします。
床下のカビ対策は「湿気をためない」こと
床下のカビ対策で重要なのは、カビが生えてから取り除くことだけではありません。
そもそもカビが発生しにくい床下環境をつくることが大切です。
まずは漏水や雨水の侵入がないか確認し、そのうえで床下の状態に応じて、
換気・送風・除湿・防湿
などを組み合わせて湿気をためないようにします。
特に空気が滞留している床下では、湿気だけでなく空気の流れにも目を向ける必要があります。
まとめ|床下湿度80%以上が続くなら注意
床下のカビを考えるときは、相対湿度80%以上の状態が長く続いていないかをひとつの目安にしてみましょう。
ただし、湿度だけでカビの発生を判断することはできません。
大切なのは、
湿度 × 温度 × 時間
で考えること。
床下は普段見えない場所だからこそ、湿度を継続的に確認し、湿気がたまりにくい環境をつくることが住まいを守ることにつながります。
見えない床下だからこそ、カビが生える前の湿気対策を。