ウイルスの感染予防に対し、室内の加湿や換気が一定の効果があると言われていますが、空気が乾燥する冬場に向けて、加湿器を使うことで水蒸気量が過多になり結露が発生しやすくなる場合があります。この結露は壁の間や屋根裏など、目に見えないところでも起きて、カビや菌が発生します。
ガスや石油を利用するファンヒーターやストーブは、燃焼させると水蒸気が発生します。
灯油1リットルを燃焼させると、約1ℓの水ができます。1時間当たりでは約0.2~0.3ℓほどで、これは小型の加湿器とほぼ同等の加湿効果となるようです。
また、室内に洗濯物を干していると1日あたり約2.5ℓ以上の水蒸気を放出しているといわれています。
湿度計を確認し、加湿器の過度の使用に注意しましょう。
水蒸気を外に排出するために、換気を小まめに行いましょう。
湿気の出る暖房機などを使う部屋は特に寒くても1分換気するだけでも効果は出るそうです。
この冬は、加湿と換気を上手に行いウイルス予防と家屋も結露から守りましょう。