WIND FROM FUTURE 2005

SEASONS COLUM
WINTER EDITION
積水ハウス株式会社
福岡カスタマーズセンター
カスタマーズ課
主任 井上 義博 氏


8-2005
WINTER
EDITION

風と住まい
〜屋根裏での強制換気の効果〜

建築のプロとして本物の換気設備を
 子供の頃、屋根裏に上がり大事な物をかくしたり、かくれんぼして遊んだものですが、屋根裏が暑いと言う記憶がないように思いいます。日本の屋根は良く出来ていて、屋根は杉の皮を敷き、粘土をのせ、粘土瓦をかぶせています。

 私が弟子のころ、三角形の木の箱を背中に背負い、粘土を入れ、ハシゴを登り、屋根の上まで運びましたね。土をのせた屋根は吹き込んだ雨水を吸って、雨漏れを防ぐようになっています。日光がさすと熱を防ぎ、家の中が暑くならないように工夫されています。すきま風は入りますけどね…

 最近、多くのハウスメーカーが販売している一戸建住宅の屋根裏換気の現状は、必要最小限のものであり、日本のような変化の激しい気候条件のもとで、年間を通じて、すべての住宅で換気が十分機能しているとは言えません。

 例えば、真夏の屋根裏の温度上昇は予想以上のもので、その結果室内の温度が上がり、冷房効果を著しく低下させている事は多くの人が体験されている通りです。同時に天井裏に使われている建材からのホルムアルデヒドなどの有害物質の発散が活発になり室内への流入も考えられます。

 また、冬場においては軽量鉄骨構造住宅の場合、屋根裏の鉄骨表面に結露が発生しやすくなり、天井のシミやカビを発生させる原因ともなります。

 以上の様な住宅の屋根裏で発生する問題を解決する一つの方法として、最近注目しているのが換気扇による強制換気です。効果も確認されており、今後、積極的に活用をしていきたいと考えています。



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